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【初心者向け】相続の相談の際にお客さんから頻繁に聞かれる疑問点〝5選〟

相続の際に発生する手続きや問題は複雑で、特に初めて相続に関わる方にとっては疑問が多いのも仕方ありません。相続手続きは非常に重要で慎重に進める必要があり、少しの違いが後々大きな問題を引き起こすこともあります。

今回は、相続の相談時にお客様からよく寄せられる5つの疑問について解説し、初心者の方でも理解できるようにポイントを整理します。

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目次

1. 相続の基本的な流れ

相続が発生した場合、まず行うべきは遺産の確認です。次に、相続人を確定し、遺産分割協議を進めていくことになります。その後、遺産分割の内容に基づき必要な手続きを行い、相続税の申告を行います。

遺言書があれば、その内容に従って手続きを進めます。これらの一連の流れを理解し、順序よく手続きを行うことが相続をスムーズに進めるために大切です。

2. よくある相続に関する疑問

疑問

相続に関しては、さまざまな疑問が生じることがあります。特に、相続税や遺言書の効力、相続人が不在の場合の手続きなど、具体的な対応方法についてはよく質問を受けます。これらの疑問点に対する回答を以下にまとめました。

2.1 相続税は必ず支払わないといけないのか?

相続税は、相続した財産の合計額が一定の基準を超える場合に支払う必要があります。基準額以下であれば、相続税を支払う義務はありません。しかし、相続税の基準額は毎年変更される可能性があるため、相続発生時にその年の基準を確認することが大切です。

基準額を超える場合でも、遺産を分割して納税額を軽減する方法や控除を受ける方法もありますので、税理士などの専門家と相談することが推奨されます。

2.2 遺言書がある場合、相続人がそれに従う義務はあるのか?

遺言書が有効であれば、相続人はその内容に従う義務があります。遺言書は法的効力を持つため、基本的に遺言に書かれている内容を尊重しなければなりません。

ただし、遺言書が無効とされる場合や、相続人の権利に重大な影響を与える場合には、遺言書を無視して遺産分割協議を行うことも可能です。そのため、遺言書を作成する際は、法律に基づいた正しい形式で作成することが重要です。

2.3 相続人が不在の場合、どうすればよいのか?

相続人が不在の場合、その扱いについても適切な手続きを行う必要があります。もし相続人が行方不明であったり、死亡している場合は、その相続人の配偶者や子供が相続権を引き継ぎます。

さらに、相続人が存在しない場合は、家庭裁判所に申し立てて「相続財産管理人」を選任し、その管理を行います。こうした手続きは専門的な知識を要するため、弁護士や司法書士などの専門家のサポートを受けることが重要です。

3. 相続人間で争いが起きた場合の対処方法

相談

相続人間で意見が食い違ったり、争いが起こったりすることは少なくありません。争いが深刻になる前に、早期に適切な対応をすることが重要です。以下は、相続人間で争いが生じた場合の対応方法です。

3.1 遺産分割協議が進まない場合

遺産分割協議が進まない場合、家庭裁判所での「遺産分割調停」を申し立てることができます。調停委員が間に入ることで、冷静に協議を進めることができ、合意に至る可能性が高まります。

もし調停でも解決しない場合は、最終的には審判に移行し、裁判所が遺産分割の方法を決定します。

3.2 相続放棄をする場合

相続放棄をすることで、相続人は一切の相続財産を放棄し、相続税の支払い義務も免れることができます。相続放棄は、相続開始を知ってから3ヶ月以内に家庭裁判所に申し立てる必要があります。

放棄した相続人は、その後一切の相続財産に関する権利を主張できないため、慎重に判断することが大切です。

3.3 相続人間で話し合いがつかない時の解決法

相続人間で話し合いがつかない場合、弁護士や調停委員が間に入って調整を行うことが効果的です。

また、遺言書がある場合は、その内容に基づいて分割することが求められるため、遺言書の内容をよく確認し、必要に応じて遺産分割の協議を進めることが重要です。話し合いが進まない場合でも、専門家のアドバイスを受けることで、スムーズに解決できる場合が多いです。

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4. 相続手続きで必要な書類や手続き

相続が発生した際、必要となる書類や手続きは多岐にわたります。まずは、被相続人の死亡届を提出し、死亡診断書を取得する必要があります。その後、相続人を確定し、遺産の内容を明らかにします。特に不動産や預金、株式などがある場合、名義変更や財産評価を行うための書類が必要です。

相続税の申告が必要な場合は、そのための書類や財産評価を基に申告書を作成し、税務署に提出します。これらの手続きは慎重に行い、漏れなく進めることが大切です。

5. 相続に関する専門家に相談するタイミング

相続に関して専門家に相談するタイミングは、相続が発生してからできるだけ早い段階が理想です。特に、相続人間で意見が分かれそうな場合や、相続税の計算が複雑な場合は、早めに税理士や弁護士に相談し、手続きを円滑に進めることが重要です。

遺言書がある場合や、不動産の名義変更が必要な場合も、専門家のアドバイスを受けることで、スムーズに進められます。また、相続手続きが長期化しそうな場合にも、専門家の支援を受けることが有効です。

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6. まとめ

相続手続きには多くの手続きや書類が必要で、初心者にとっては分かりづらい部分も多いです。相続税や遺産分割、相続人間の争いを避けるためには、早期に正しい知識を得て準備を進めることが重要です。相続手続きは順を追って進めることが大切で、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることで、円滑に進めることができます。

特に相続税や分割方法については、早めに専門家に相談し、適切な対応をすることが後々のトラブルを防ぎます。相続手続きを通じて円満な解決を図り、安心して相続を終えられるように準備を整えましょう。

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