初回相談無料
06-6131-0288
【受付時間】平日9:30〜18:00
贈与を受けたことを黙っていれば、税務署や他の相続人に気づかれないだろうと考える方もいますが、それは大きな誤解です。法律家や税務当局は、いくつものルートを通じて贈与が行われた事実を確認することができ、申告漏れや不正が発覚すれば厳しい追徴課税や罰則が科せられることがあります。この記事では、弁護士や税務当局がどのようにして贈与を掴むのか、代表的な5つのルートについて解説します。
ルート1:銀行口座の取引履歴から贈与が明らかになる
現代社会では、金融機関を介しての資金移動は記録として残り、それが調査の対象となります。大きな金額の送金や、繰り返し行われる大口の振込は、銀行の取引履歴に記録されます。この記録は、税務調査の対象となった場合に容易に確認され、多額の資金移動が贈与に該当すると判断されれば、申告漏れが指摘されることがあります。
対策:贈与を受けた場合は、贈与税の申告を適切に行うことが重要です。銀行取引はすべて記録されるため、隠すことはできません。
ルート2:不動産の名義変更や登記記録から贈与が発覚する
不動産を贈与された場合、その不動産の名義変更や登記が行われます。登記は公的な記録として残るため、登記記録を通じて、誰が不動産を取得したのかが明確にわかります。不動産の取得は税務署が非常に注目するポイントであり、贈与税の申告が適切に行われているかどうかがチェックされます。
対策:不動産の贈与は、贈与税の申告が必須であり、名義変更や登記手続きと同時に税金に関する手続きも忘れずに行いましょう。
ルート3:贈与税申告書の提出状況が税務署の目に留まる
贈与を受けた場合、通常は贈与税申告書を税務署に提出する義務があります。特に大口の贈与や、相続対策として行われる生前贈与の場合、適切な申告が行われているかどうかを税務署が細かくチェックします。申告漏れが疑われる場合には、過去に遡って調査が行われることもあります。
対策:贈与税申告の対象となる場合は、申告期限内に正確な金額を申告することが大切です。申告を怠ると、後でペナルティが課される可能性があります。
ルート4:相続税の調査時に過去の贈与が明らかになる
被相続人が亡くなった際に行われる相続税の調査では、生前に贈与された財産も含めて調査されます。特に相続税対策として贈与が行われた場合、それが適切に申告されていないと、税務署が過去の取引を精査し、贈与が発覚することがあります。相続開始前3年以内に行われた贈与は、原則として相続税の課税対象となるため、隠していた贈与が後で問題になることが多いです。
対策:相続税対策としての生前贈与は、計画的に行い、適切な申告をすることで、後のトラブルを防ぐことができます。
ルート5:クレジットカードや消費者金融の利用履歴から贈与が判明する
クレジットカードの利用履歴や消費者金融の借入履歴も、贈与が発覚する可能性のあるルートです。額な買い物をしたり、多額の現金を借り入れた場合、それが税務署の調査対象となり、資金の出所を追跡されることがあります。
対策:大きな金額の贈与を受けた場合は、その資金の使い道も含めて、適切に税務申告を行うようにしましょう。
贈与を受ける場合、以下の点に注意して適切に手続きを行うことで、法的トラブルを未然に防ぐことができます:
弁護士法人ニューステージ
事務所所在地:
〒530-0026 大阪府大阪市北区神山町1番7号 アーバネックス神山町ビル4階
※近くにコインパーキング多数有
交通アクセス:
電話受付時間:
平日 9:30~18:00
電話番号:
06-6131-0288
対応エリア:
全国各地
相続に関する不明点や不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。