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親の遺産を相続する際、多額の借金や不動産の維持費などが負担となる場合、相続放棄という選択肢を取ることがあります。相続放棄をすることで、親の財産も負債も引き継がないという判断ができますが、それでも日常生活や残された家族の財産の管理についてしっかりと準備しておくことが大切です。ここでは、相続放棄を行った後に考慮すべき生活費や財産管理の方法について詳しく解説します。
相続放棄とは、相続人が亡くなった親(被相続人)の財産や負債を一切相続しないという選択をする手続きのことです。これにより、相続人はプラスの財産もマイナスの財産(借金)も受け継がないことになります。相続放棄は、被相続人が亡くなったことを知った日から3ヶ月以内に、家庭裁判所に申述の手続をしなければなりません。
相続放棄をすると、親の預貯金や不動産などの財産を受け継ぐことはできなくなります。同様に、親の負債も相続されないため、借金を背負うこともありません。しかし、相続放棄をすることで、以下のような場面に影響が出る可能性があります。
親の預金や収入源を使っていた場合、それらが相続放棄によって引き継げなくなるため、生活費を再考する必要があります。まずは以下の点を見直して、新たな生活設計を立てることが重要です。
相続放棄後は、家族の収支バランスが変化する可能性があります。生活費を安定させるためには、以下の管理方法を意識することが大切です。
生活費の一部を親の預貯金や年金などに頼っていた場合、収入が減少するため、他の収入源を確保する必要があります。例えば、家族内で働く時間を増やす、副業を始める、あるいは家族のうち誰かが新たな職に就くなど、具体的な収入増加の手段を検討しましょう。
相続放棄を行っても、すぐに債権者からの連絡が来る場合があります。相続放棄を正式に行った証拠(相続放棄の申述書)を用意しておき、債権者からの請求があった場合に提出することが重要です。
相続放棄後、残された家族の財産管理についても見直す必要があります。特に以下の点を家族間で整理しましょう。
相続放棄を行った後、残された自分や家族の財産を整理するために、財産目録を作成することが効果的です。これにより、所有している財産を把握し、将来的な相続や日常の生活費の管理がスムーズに行えます。
相続放棄は一度決定すると撤回ができないため、慎重に進める必要があります。また、相続放棄後の生活設計や財産管理については、弁護士や税理士などの専門家のサポートを受けることをお勧めします。専門家に相談することで、法的なリスクを回避し、最適な生活設計や財産管理の方針を立てることができます。
相続放棄をすることで、親の財産や負債を引き継がないという選択が可能ですが、その後の生活費や財産管理には十分な計画が必要です。収入源の見直しや家族間での財産整理を行い、適切に財産を管理していくことが大切です。また、必要に応じて専門家に相談し、適切なサポートを受けながら進めていくことが、将来的なトラブルを防ぐ鍵となります。
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